ご覧の色は虎と呼びます。上が生後約60日の仔犬、下は同じ犬が成犬になった姿です。赤い色が混じった虎を赤虎と呼びます。虎は、色そのものがややいかつい印象を与えるため、一般受けはしにくいのですが、ベテランオーナーの中には「虎以外は秋田犬ではない」と豪語する人までいるほどです。虎はとても奥深い色合いで、白黒の絶妙なバランスを出すのはとてもむずかしいのです。虎一筋に半生を捧げているオーナーまでいるほどで、青森県などには虎しか飼育しない地帯もあります。
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ご覧の色は、秋田犬の中で最もスタンダードな赤です。実際には「赤」というより、「茶」と呼ぶ方がふさわしいのかも知れませんが、秋田犬の世界では赤という呼び名以外は使いません。ただ、初めて秋田犬を飼育なさるということで、当クラブにご注文なさる方々の圧倒的多くは「茶がほしいんですが」とおっしゃいます。この色はハチ公の色で、一般に飼育されている秋田犬の数、そして展覧会に出される数では最も多いでしょう。
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ご覧の写真は、見たままのとおり、白です。きれい好きな方で、ふだんから犬のシャンプーをはじめ手入れをよくなさる方には、最もふさわしい色かもしれません。手入れをまめにしてやれば、スタンダードな3色の中で最高に美しい色だからです。言い方を換えると、手入れが面倒、または嫌いな方にはまったくふさわしくありません。とてもよく手入れをした白の秋田犬は輝くような白さで、散歩をしていてもみんなが振り向くほどです。虎や赤からも白は生まれますが、赤から生まれた白は体の一部にうっすらと赤を残している場合が少なくありません。また、赤や虎は鼻が黒いのですが、白の鼻は生まれたときに黒くても、ほとんどの場合は成長とともに標準色の小豆色に変化していきます。赤い鼻になる場合もありますが、"赤鼻"は平凡な色ですので展覧会では不利でしょう。白の場合、鼻が黒いまま成長するケースはきわめて稀です。
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