|
親子4代の変遷
別のページでも触れているが、何頭もの名誉章犬を世に送り出してきた秋田県大館市の大ベテランが長年の経験に基づいて確信しているのは「赤、虎、白の3色の中では、虎を作り上げるのが最もむずかしい」ということ。そこでこのページでは、親子4代(いずれもオス)の虎の写真を見ながら、その変遷を少しだけ考察してみたい。
仮にこの犬を初代としよう。4代の中で彼は、最も「黒虎」としての色彩個性が強い。
雄大なスケール(体格)のみならず、きわめて優れた色と構成を誇り、総支部展までエントリー。
同展最高峰の特優1席で展覧会歴を終えた。(秋田県生まれ)
虎×虎で誕生した2代目は、心持ち「黒虎」の色合いが緩和された。
体格は初代と同等あるいはわずかに下回るものの、顔、構成の良さは初代をしのいだ。
賞歴は支部展最高峰の特優1席と初代を超えなかったものの、
支部展以外に出陳しなかっただけのことで、
全国への知名度は初代とは比較にならないほど高い。(秋田県生まれ)
虎×白で誕生した3代目は、初代、2代目以上に「黒虎」色が緩和された。
顔、構成、スケールとも初代、2代目の優れた点を受け継いだほか、独特の個性が加わった。
2008年現在、本部展春、秋2回連続1席を勝ち取り、日本最高となる名誉章を確実に手中に収めるとみられている。
全国で最も注目されている虎、と表現しても過言ではないほどの犬に成長した。(秋田県生まれ)
虎×白で誕生した4代目。きょうだいたちの中で3代目の優れた点を最も強く受け継ぎ、
2008年7月生まれで撮影時(2008年8月26日)はまだ生後約50日ながら
県内外のベテランの間ではすでに「すごい虎が生まれた」と話題になっている。
子犬の時点で、見る人の目に強烈なオーラを感じさせる犬は稀だが、この子はまさにそれである。(秋田県生まれ)
4代の変遷をみると、明確に「黒虎」と呼べるのは初代だけで、
黒虎に出にくい「顔の良さ」を、代を重ねるごとに改良してきているのが、
ベテランの方々にはお分かりいただけるのではないか。
このコーナーの内容はやや専門的なため、
一般の方でも楽しめるように、4代目の可愛らしいショットも載せてみました。
|