秋田県大館市の冬の風物詩で420年の歴史を誇る「アメッコ市」が2月9日から2日間、大町中央通りで行われた。さまざまなイベントのうち、秋田犬パレードと同ふれあいコーナーは、"主役"のアメをしのぐほどの人気ぶりだった。 「アメッコ市」は『この日にアメを食べると風邪をひかない』と伝えられたのがそもそもの起源で、始まりは天正16年(1588年)と伝えられている。かつてはミズキの枝にアメをつけ、稲穂の代わりに神前に供える農家の風俗行事。以来、毎年続けられ、昭和47年からは大町中央通りで開催。従来は2月11日、12日の日付限定の開催だったが、より多くの誘客をはかることを狙いに観光客や出店者などの意見、要望を反映し、14年から2月の第2土曜日、日曜日開催となって7年目を迎える。 2日目の2月10日は、降雪のないまずまずの天候に恵まれ、市民や観光客など8万5,000人(主催者発表)が訪れた。例年同様、白髭大神(しらひげおおかみ)の巡行、枝アメ作り体験、秋田犬パレード、同ふれあいコーナーなど各種の出し物をはじめ、目抜き通りにずらりと軒を並べた100を超えるアメ露店の往来客でごった返した。 各イベントのうち2日間行われた定番の秋田犬パレード、同ふれあいコーナーは例年人気が高く、生後60日前後の子犬や威風堂々の成犬の姿を一目見ようと、黒山の人だかり。ある市民は「洋犬ブームの中、秋田犬を見るとなぜかほっとする」と話し、盛んにシャッターを切っていた。アメッコ市の2日間の入り込みは、前年を5,000人上回る15万5,000人。 |