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2005年までは、新たに秋田犬の子をお迎えになられた方全員に、秋田犬団体は無条件に血統書を交付しておりました。しかし規約の改正に伴って2006年からは、その方の名義で血統書が交付されるには、秋田犬団体の最寄り支部に入会しなくてはならなくなっております。同団体がなぜそのように改正したかといいますと、最も大きな理由は新たに秋田犬を迎え入れる方々に入会してもらいたい、という会員拡充策からです。 そうしたことを背景に、新たに子犬を迎える方々には血統書に関して三つの選択肢があります。一つは、最寄り支部に入会してその方名義の血統書の交付を受けるパターン。入会のメリットは、ベテラン秋田犬オーナーなどと交流できるため、飼育や管理方法などについていろいろ学べることが最も大きいでしょう。また、子犬を迎え入れた当初は展覧会への出陳に興味がなくても、ベテランと交流することで出陳への意欲が出てきた際に、出陳そのものが支部会員でなくてはならないという条件がありますので、入会が生きてきます。 ただ、家族の一員として迎えることのみが目的で、ベテランと交流することに魅力を感じない方、展覧会にも無関心という方には、血統書の交付を受けるだけのためにわざわざ入会金と年会費を支払って入会するのはいささか疑問、という考え方もあるでしょう。 そうした方には、第2の選択肢があります。繁殖者名義の血統書交付を受けることです。その血統書には、犬の名義人として繁殖者の氏名などが記載されますが、お迎えするご家族が犬につけた名前を血統書に記載できます。つまり、犬の名義人は繁殖者だが、犬そのものはあくまで迎え入れた方のものですので、後々、「この犬は私のだ、いや、私のだ」と迎え入れた方と繁殖者間で争われることはありません。また、後に入会して名義を変更したい、というお気持ちになった場合、繁殖者に名義変更手続きを依頼(秋田犬団体に対する名義変更料が発生)することも可能です。 さらに、第3の選択肢は秋田犬を迎え入れるだけで血統書はいらない、というもの。当クラブでは、第3の選択肢はお奨めいたしません。というのは、純血種にとって血統書はいわばその犬のステータスを示すもので、秋田犬の場合も血統書がないのは純粋な秋田犬であるかどうかも証明できないことを意味します。 以上の観点から、当クラブは第1、第2のいずれかの選択肢を推奨しており、どちらの方法を選ばれるかは現在のところ、約半々の割合です。ちなみに、第1の選択肢、つまり入会によって血統書交付を受けたいという方のための手順の一例としては、子犬をお迎えいただいた後に、秋田犬団体の重鎮である当クラブ相談役から最寄り支部の支部長(事務局)宛に「○○さんという方から入会希望の電話がいきますので、よろしく」と連絡します。 それを経て、直接支部事務局にご自身で入会希望の意志を伝えていただき、支部によって若干金額が異なる年会費や入会金についての説明を受け、納得したら正式に入会します。入会完了の連絡を、子犬をお迎えいただいた方から当クラブ事務局が受け、その旨を当クラブが前述の相談役に伝えますので、あとは血統書が秋田犬団体の本部から郵送されるのを待つだけです。 これも規約の改正に伴うものですが、生後5カ月以内に兄弟、姉妹一括して血統書申請を同本部にすることになっております。従いまして、1頭でも名前をつけるのが遅ければ、全体にしわ寄せがきて血統書がお手元に届くのに月日を要します。兄弟、姉妹がいる場合はそれを想定して血統書が届くまである程度気長にお待ちいただく必要がありますし、できるだけ速やかに子犬の名前を決める心配りがそれぞれお迎えいただいた方々に求められます。 |