| 啓恵さんは、「外がいと中がいのちがい」と題し、経験の中から学んだ秋田犬の屋外飼育、室内飼育のメリット、デメリットを紹介しています。犬の本などから得た知識ではなく、実際の暮らしの中で体験した内容ですので、参考になる方も多いのではないでしょうか。右上の写真が「外がいと中がいのちがい」の中の1ぺージですが、改めて下に文面で紹介してみます。
<屋外飼育のメリット>
○犬の毛でアレルギーになったり、病気がうつったりしない。
○物をいたずらされたりしない。
○ひとりでいても、あまりさびしがらない。
○お風呂に入れる回数が少なくてすむ。
<屋外飼育のデメリット>
○「元気がいい」とか「具合が悪そう」などがわかりにくい事がある。
○犬が虫に刺されやすい
○オリに入っている事が多いので自由がなく、ストレスがたまりやすい。
<室内飼育のメリット>
○犬の様子がよく分かる。
○いっしょに過ごす時間が多いので、とてもよくなつくようになり、愛情も深くなる。
○他人に対しても人なつっこく、穏やかな性格になる。
○室内である程度自由に行動できるので、ストレスがあまりない。
○屋外飼育よりも長生きする犬が多い。
<室内飼育のデメリット>
○物をいたずらしたり、壊されたりする。
○散歩の後などの手入れが大変。
○毛が抜けるのでアレルギーになりやすく、掃除も大変。
○トイレを覚えるまで、後始末などがすごく大変。
○食事の時に邪魔されたり、欲しがったりして困る。
展覧会での上位入賞に情熱をかけてきた、いわゆる熟練オーナーの皆さんは当然のことながら、ほとんどの方が「秋田犬をウチの中で飼う?
とんでもない」と否定的です。しかし、不思議なことに当クラブ経由で旅立った子犬たちのうち、まったく新たに秋田犬を飼育する方々の10人中8人までが室内で子犬たちを成長させます。むずかしい表現をすると、完全に二極分化しているといえるでしょう。つまり、展覧会を念頭に置いている方などは屋外で暮らすことが必須なものとして認識され、家族の一員としてより多くの時間を秋田犬とともに過ごしたいという方は室内犬にする傾向がきわめて強いということです。秋田犬を室内で暮らさせた場合、展覧会用にはまったく"使い物"にならなくなりますが、そもそも展覧会などには何の関心もなく、ともに暮らすことに大きな喜びを見出している方々には室内で暮らすことに何らためらいはないわけです。五十嵐さんご家族も熱心な室内飼育愛好者ですが、上述のメリット、デメリットで列挙されているように、かなり冷静な目でそれぞれの良し悪しを分析していることが分かります。 |